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資材(調達・納材)

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PROFILE

生産本部 小名浜工場 資材課 課長

資材(調達・納材)

恒栄資材株式会社

生産本部 小名浜工場

資材課 課長

岡田 一郎

2014年入社

買い付け、出荷の門番です。
材料を見極め、
末長く活かすことが使命です。

素材を仕入れ、加工後の製品を出荷するのが資材課の役割です。

資材課は、素材の仕入れ、加工後の出荷業務を担っています。木材は天然の素材なので、一本一本で年輪や節も異なりますし、乾燥とともに変化していきます。曲がりなどの変形です。そういった経年変化を予測して、この部位であればこの素材を使うことができるだろう、というように、素材を吟味して適材適所に仕分けをして、加工側に引き渡します。結果的に木材を無駄なく使い切るということが資材課の業務になります。

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仕入れは、タイミング勝負。

材料は時価相場ですが仕入れるメーカーによっても異なります。一番安い材料を都度単品発注できれば良いのですが、メーカー側としては、当社に納材する際はできるだけ大型トラック1台でまとめて運びたいという意向があります。そこで、どのタイミングで、何を、どこから仕入れれば、低コストでかつ納期内に確保することができるか、その判断が重要になります。少々余剰であっても底値と判断した際には、上司と相談の上で買い付ける場合もあります。

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アクシデントは当たり前。フレキシブルな対応力が問われます。

出荷業務においては、現場の事情や天候により突発的な納期変動が生じます。出荷が急激に早まるケースでは、加工が間に合っていないこともありますので、双方の調整を行うなどの対応が必要になります。また、ごく稀に出荷後に何らかの理由で部材が破損する場合もありますので、この種のクレームには迅速かつ誠意を持って対応しなければなりません。そのようなリスクを常に視野に入れつつ、万が一に備えて工場長と資材課の課長と日々の工程進捗情報を共有し、有事の際にはスクラムを組んで対応しています。

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プレカット工法の本質は、材料の選定にあります。

私は入社後資材業務一筋でやってきました。最初は、高精度部材の検品を担当しました。レーザーによる寸法測定、振動入力を応用した強度測定、含水測定して厳しい基準をクリアしたものを納材する仕事です。3年ほどこれに従事しましたが、木材を見極める眼を養った期間でした。さらに建築金物のピッキングと納材も担当し、課長を拝命したのは2018年のことです。当社はプレカット業務を主業にしており、そこで重要視される「納まり」という観点からすると、まずはCADデータに誤りがないこと、次に設計図通りの規格・寸法に正確に加工することが重要なポイントになります。しかしそれらは部材の変形、狂いが生じないことが前提になっており、材料選定において、これを見誤ると、組み立て時あるいは引き渡し後、想定外の狂いが生じることになります。資材の仕事は地味ではありますが、実に奥が深いと実感しています。木材のクセ、産地ごとの特性をよく知り、仕入れた材料の品質を見極めること、その上でプレカットにおいては用途に応じた区分けをできること。それが資材のプロたる条件だと考えています。

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COLUMN

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前職では、2×4(ツーバイフォー)工法の壁パネル制作に従事していました。子どもが高等教育に就学するタイミングを迎え、教育費の負担が増えることもあり、収入アップと住宅建設に関する幅広いスキルを修得することを目的に当社に転職しました。資材課での職務は、荷下ろしと未加工材の出荷準備からスタートしています。リフト作業自体は経験がありましたが、重量のある尺の長い木材の扱いには気を遣います。突発的な作業も発生しますので、効率よく、かつ安全に作業できるようにすることが目下の課題です。転職して良かった点は、やった分だけ評価されるということです。もちろん残業代もしっかり支払われますので、稼ぎたい方には最適な選択だと思います。事実、希望通り収入が増え家族も喜んでくれています。正直大変な部分もありますが、どんな仕事でも習熟すれば余裕も生まれるはず。後は仕事の質を高め、この仕事でなければ得られないやりがい、プライドを見つけていきたいと思います。

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